「奥出雲たたらと刀剣館」について

2020年10月15日


先日、島根県奥出雲町にある「奥出雲たたらと刀剣館」へ行ってきましたので紹介します。
山陰オフィスからは車で2時間くらいのところでとても山深い場所にあります。
名前の通り、日本刀が展示してある施設ですが、一緒に「たたら製鉄」の歴史や模型が展示されています。
日本刀を作るのには玉鋼(たまはがね)という純度の高い鋼が不可欠だそうです。
それには日本古来の製法である「たたら製鉄」の技術でないと「玉鋼」は製造することはできないそうです。
この辺りはそのたたら製鉄を今も行っている世界で唯一の場所だそうです。
「たたら」という言葉でピンと来た方もいるかも知れません。
宮崎駿監督「もののけ姫」の作中に出てくる「たたら場」のモデルとなったであろうとされている場所も、ここからそう離れていないそうです。
展示されているものに「踏みふいご」という道具の一部があります。
高温を維持するために炉に空気を送り続けるため、大がかりな装置が必要になるそうです。
「踏みふいご」に代わって新しく発明された送風機の「天秤ふいご」も展示されていました。
踏み込むと下から風が出る装置となっています。
興味深く聞いたお話があります。
みなさん「地団駄(じだんだ)を踏む」という言葉を知っていると思います。
これは地面を激しく踏みならす様がたたらを踏む仕草に似ていることから「地踏鞴(じだたら)」という言葉になり、それが転じて「地団駄を踏む」という言葉になったそうです。
他にも踏み込む作業をするという労働者のことを「番子(ばんこ)」と呼ぶそうです。
番子が代わる代わる作業をしていたことが「かわりばんこ(代わり番こ)」という言葉の語源になったとされています。
時間が限られているため展示されていた日本刀の説明はできませんが、他にも玉鋼を使った製品の展示もありました。
包丁やメガネがあり私はメガネが素敵だと思いました。
金額は確認していませんが、きっと少々お高いと思います。
この辺りは山奥なので行く機会は少ないと思いますが、対向車もほとんどきませんし信号機もほとんどありません。
人混みとは無縁の場所ですので、ホッと一息つきたい時や疲れた時などふらっと行くのにお勧めの場所です。
西日本一といわれる「仁多米(にたまい)」の産地でもありますので、是非行ってみてください。


本日の発言者:Y.A
本日の発言時間:3分30秒


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