「本の紹介『FACT FULNESS』」について

2020年9月16日


少し前に読んだ本で、作者がハンス・ロスリングさんというドクターをしている方です。
この本を書き終える前に亡くなってしまったため、息子夫婦が共著しています。
「FACT FULNESS」は「データを基に世界を正しく見る習慣」と訳されています。
地球環境も民族紛争、宗教紛争も、我々の考えでは非常に悪くなっているのではないかという誤解があります。
それらの誤解を正しましょうということにおいて、この本はとても分かりやすく書かれています。
一番最初に13個の3択の質問があります。
その質問の誤解を人間が持つ10の本能に分解して、なぜ誤解するのかを分かりやすく説明しています。
例えば問3に「世界の人口のうち、極度の貧困にある人の割合は、過去20年でどう変わったでしょう?」という質問があります。
3択の回答は「A.約二倍 B.あまり変わらない C.半分」です。
みなさんはどう回答しますか。
私は最初、BまたはAだと思いました。
しかし正解は「C.半分」でした。
確率論で行くと3択なので当て推量でも3割の人は当たるはずですが、こちらについては国際的なエリートも含めて正解率は平均で7%でした。
ではなぜこのような誤った解答が導き出されるかというと、知識がある故に本能に根ざした思い込みがあるそうです。
このような質問が13個あり、10の本能によって分解されています。
この本を通じて、我々はデータを扱ったり情報を集約して分析しなければならない事がこれからもたくさんあると思います。
そのような時に外部環境やデータの見方、自分の思い込みだけでなく、それが本当に正しい情報で正しい判断なのかを常に考えて鍛えていく必要があると感じました。
その意味に置いては、きっかけとなる非常に良い本ではないかと思っています。
コロナ禍で色々と本を読む機会がありました。
少し前の本ですが紹介させていただきましたので、興味がある方がいれば読んでみてください。


本日の発言者kT.I
本日の発言時間:3分30秒


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